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特別展徳川将軍家と東北

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先日、博物館の特別展に行ってきました。

徳川将軍家と東北」という企画展です。

 

展示数が予想以上に多くてびっくり、嬉しかったです。

た、楽しかった…!

刀目当てで行ったというのが大前提としてありますが、

元々古美術が大好き、歴史に関するものは何でも好物な

ものですから、どこを見てもパラダイスです。

相当じっくり見てきました。

ファンシーな小物が多くて心が和みます。

銀細工はとにかく美しい!雅!細かい!凄い!!と

語彙など忘れて惚れ惚れしましたし、蒔絵香合や

香炉に惹かれて、しばらくその場で見つめてました。

ありとあらゆる種類のものがある!という感じで、

日常の着物や戦に関するもの、絵巻に自筆書など

盛りだくさんでした。これで入場料1000円……。

ときめいてばかりの時間でした。東照宮関係は問答無用で

心躍りますし、複製とはいえ三猿や眠猫もじっくりと

見ることが出来てテンションが上がるばかりです。

(歴史に関する場所にはいろいろ行ってるんですが、

思い出の中で一番古く鮮明に記憶に残っている場所が

東照宮なのです。一番好きな場所は平泉ですが!)

 

御所人形だけはめちゃくちゃ怖くて正視出来なかったのですが

(当時の姫君方はあれを可愛がっていたのですな…!)

絹糸で作った熊人形なんかは本当に可愛かったです。

装飾品の美しさはやっぱり群を抜いてて、さすが…と

目を奪われました。嬉しいなぁ、あんなに美しいものを一堂に

会したところを見れるなんて、幸せです。

蒔絵扉もおっきくて存在感が凄かった。

凄く凄く魅力的だったのは、紅葉山鎮座稲荷額です。

狐さんがちょっと怖かったんですが、好きです。

 

で、刀なんですが、とにかくいろいろあったんですが、

私は御法御太刀という刀に一目惚れしてしまって、

あらゆる角度から何度も何度も熱視線を送ってきました。

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(図説より参照)

展示の仕方がまずかっこよくて、入れ物である御筥も蒔絵で

仕立てた美しく素敵なもので、両方合わせて物凄く好み。

私、直刀が好きなのかな。そして、展示状態の写真が欲しい!と

思うほどに飾り方が素敵でドキドキが収まらなかったです。

撮影禁止は当たり前かもですが、本当にあのショットが欲しかった。

あの状態でのポストカードが出てくれたら買うのに!です。

無名だけど、武蔵の法城寺國正作じゃないか、と言われてるそうです。

前期に展示されていた玉纏御太刀と非常に良く似ているらしく。

そっちも見てみたかったなー!扱いとしては神宝太刀だそうです。

こうしてまた思いを馳せるだけでドキドキしてくるぐらいなのだから

相当に好きになってしまったんだろうと思います。

綺麗すぎる、というか、なんでこんなに美しいのだろう、と

じーーーっと見ていたら気づいたのですが、ケース内は

24.5度、湿度58パーセントに保たれていました。

ふむふむ!と思わずメモ。やっぱ保存にはいろいろと気を使って

調整してるんだなぁ、と改めて感心したのでした。

御筥は金梨子地に牡丹唐草の模様と葵紋が蒔絵されてるそうで

(説明を見ました)、写真では届かない現物の美しさがそこにありました。

また見たい気持ちでいっぱい。

普段は東照宮の宝物庫に保管されているそうです。

 

目玉になってた来国光の太刀は、こう、シュッとしてる、ええと、

イケメン!て感じの太刀だったのですが、

拵えが打刀状態で展示してあったので「??」と思って説明を見たら

家康は打刀として使っていた、というようなことが書いてあって

そういう扱い方もあるんだなぁ、となんだか少し笑いました。

仙台東照宮脇差もあったんですが、どんだけだよ!てぐらい

巨大な脇差で、見た瞬間にぎょっとしたし、鉈かよ!と心で

突っ込みを入れてました。いやー、びっくりしました。

太刀の雲次が特別展示されてたようなんですが、こっちは

むしろ好きじゃないというか、怖い、という感じで近寄り難く、

妙な気持ちになりました。刀にも相性とかあるのかな。

 

和宮様所用の守刀台を眺めながら、刀はこういう台に大事に

置かれたりするわけなのね、と頭の中でいろいろなことを

夢想してたんですが、その隣にあった袖机の取っ手が物凄く

きらきらしていて、銀なのかな?素敵だー!と意識はあっちへ

ふらふら、こっちへふらふら。魅力的なものが多すぎました。

前期に行けなかったので初花見れなかったことだけ残念です。

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会場内に置いてあった中身チェック用の図説が

物凄く綺麗だったので大喜びで購入しました。

フルカラーの写真と個別の説明が詳しく載っているのでお得な気分。

何より護法御太刀の写真がいつでも見たかったので大満足です。

そして、申し込んで参加した歴史学習会も物凄く興味深かったです。


歴史には諸説ある、というのは常のことですが、

最近の研究の結果で説はさらにさらに増えてくものですよね。

その中でも信憑性が高そうになってきたものや、

もしくは今回の学習会の担当の先生が推していきたいと思っている

諸説の一つを年代に照らし合わせながら説明してくれたのでした。

資料もわかりやすくて、こういうアプローチで関ヶ原の戦い

見たことがなかったので面白い!と、とても勉強になりました。

こういう形の勉強会がある時はまたぜひ参加したいと思います。

 

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上記に書いた勉強会での話はこちら↓